RICHARD MILLE Sound of ENGINE 2018 (鈴鹿サーキット)

第4回となるRICHARD MILLE Sound of ENGINE、今年は演し物もほぼ固定化し、Masters of F1という、乗るほうが主のイベントがメインになりそうなことから、お休みしようかと思っていたところ、PEUGEOT 905 Evo1が来るということがわかり、急遽チケットを購入。その後ミカ・ハッキネン(氏)の来場も決まり、イベント間近にいろいろ決まる相変わらずのドタバタではありましたが、とにかく905に期待して観覧に向かいました。

天気予報も二転三転。週間予報では晴れの週だったのが、いつの間にかくもりとなり、土曜は雨との報。しかし雨は降らず、日曜も晴れに変わったと思いきや、午後からくもるという、ほとんどあてにならない状況でした。ひとまずAMは晴れとなり、しかも上着のいらないほどの気温で、マシン走行には絶好の天気となりました。

GPスクエアでは、日産の重鎮がトークショー中。ちゃんと毎年来ていただけるのはありがたいことです。

ミカ・ハッキネンのトークショーには間に合わないことがわかっており、とりあえずグリッドウォークの列に並びます。今年は入場を二手に分けたとの説もありましたが未確認。約1時間待ちぼうけですが、この間にLegend F1のプラクティスがあり、Ferrari F2005やF10などが走り回ります。iPodのモノラル録音でもいい音だったので、次回以降バイノーラル録音してみようかな。

グリッドウォークが始まりました。先頭はF2005。Ferrariとしてはダメだった年のマシンですが、V10最終年の動態車だけに大変貴重です。プラクティスでは、1台だけでも十分に価値のあるサウンドで走り回っていました。ぜひ来年もよろしくお願いします。しかしFerrariがフロントローなのにホンダが1台もいないとは。

あれ?亡霊がひとりいるような...ヘルメットが手描き+手塗りっぽい。

Ferrari F10。惜しくもチャンプを逃したマシンです。Vノーズ+元祖(いや2代目か)ちりとりフロントウィング。来年またこうなるのか...

Ferrari前は大混雑なので撮影後は一休み。今年も巨大なRICHARD MILLE看板がそびえます。

F1鈴鹿でも走ったAGS JH24。たぶんそのまま日本に置いてあったんでしょう。それならMP4-13も置いといてもらえば...

LOTUS101はネルソン・ピケ車。こちらはよく走っている中嶋車とは異なり、EPSONロゴがちゃんとHelveticaになっているので別個体でしょう。しかしやや不調だった様子。

さてお目当てのクルマはグリッドのかなり後方にいました。

だいたいが(規定としての)NAスポーツプロトタイプ自体数年しか存在せず、人気もあったのかなかったのかわからないほど。しかしF1とエンジンが共用できる可能性があることから、プジョーやトヨタ、メルセデスが参戦し、ジャガー(当時フォード系)もフォードコスワースHBを搭載するなど興味深い構成で、また各車デザインにも個性があり、なかなか面白いものでした。

プジョーはトヨタ同様、意義がなくなったらスパッと辞めて他のカテゴリーに転進しましたが、905の初号機はアンドレ・デ・コルタンツ作の流麗なデザインで、Evo1で実戦的なデザインとなり、翌年はEvo2も用意はされていたものの活躍することなくシリーズが終了。このEvo1は最もリザルトの良かったときの代表的マシンです。

もう完全に鈴なりですね。

初号機よりシェイプされていて、美しさでも引けを取りません。タイヤウォーマーが残念なところ、まあこのあとすぐ走行なので仕方ないか。

マウロ・バルディ、フィリップ・アリオー、ジャンピエール・ジャボイーユのネームになっているので、1992〜1993年の再現でしょうか。こんな狭いところにデレク・ウォリックも収まっていたんですね。ボティが全体としてウイング形状の薄い板っぽい。

リヤディフューザーもかなり大きなトンネルになっています。

毎年参加のNISSAN勢の1台、R91CP。非常に美しく、どうやらリペイントしたそうです。速い速い。

ものすごい人だかりのLOTUS79、しかしやはりオヤジまたはジイサマが多い。実際には剛性がなくベコベコだったということですが、今は補強してあるんでしょうか。

チャンピオンカーもひっそりと。

グリッドウォーク終了後、メインストレートAスタンドへ。どうしても金網越しになるのですが、日差しもよくここで簡単な昼食。

去年のようにS字席へ向かう前に一度GPスクエアに戻ると、寺田さんと右京さんのトークショー中。右京さんに「ル・マンは出ないんですか」という質問が飛び、「そんな簡単なもんじゃない」と力説中。寺田さんはSoE皆勤賞ではないでしょうか。

S字トンネルを抜けて逆バンク席へ。スタジアム風になっています。

微妙なアンジュレーションがよくわかります。ここはやや下り、しかしすぐにダンロップで上り。

しばらくすると、マクラーレンタイムとなり、ミカ・ハッキネンによる展示走行が始まりました。3周くらいだったかな。

ついでMasters of F1です。どっちかというと走るオーナーの楽しみだろうという感じですが、実際には思った以上によさげなレースになっていました。

デイヴィッド・パーレイ車とは、なんとまあ趣味の悪い。魔除けみたいなものかな。ギネス・最も重力加速度を受けた人間ですからね。そんなことを思っていたらマカオで大変な事故が...

Legend F1ではF10が最後まで高音を響かせていました。さすがに11月の16時ともなると寒く暗いコンディション、F2005がこの時間帯で走らなかったのは残念だったかな。

とにかくPEUGEOT 905 Evo1を見られただけで十分です。次回はXJR-14と、何台かのV10-V12マシンが来てくれれば、たぶんチケットを買うでしょう。

帰り道、夕食中にオースポか何かのツイートで、マカオGPでの事故を知りました。動画を見て、空いた口が塞がらず。他のクルマに乗っかって減速せず突っ込むのは、鈴鹿での小河選手の事故に近い。カメラのやぐらに突っ込むのは、長屋選手の事故とも似ている。以前中谷明彦さんが鈴鹿シケインで突っ込んだ際に、長谷見さんが「フォーミュラカーの最も危険な事故」と表現していましたが、まさにそれ。観客席近くだったのではっきりとそのシーンが捉えられていました。まあしかし、若い女性だったから助かったんではないですかね、男なら筋肉や骨格の自重でGがかかりもっとひどいことになっていたでしょう。

で、その翌日はカルロス・ゴーン会長の逮捕。ルノーF1に影響がないわけがなく、また日産のレース活動にも影響が出ないといいんですがね。