フランツに芸人魂を見る

お茶のオマケが増えすぎてデスク前のカレンダーが見にくくなってきている様子。 ここの部分だけが女の子(子かい?)ぽいね〜、とイヤミを言われた、ちっ。 友人からもらったフランツのライブ(M-ON!で放送されていたもの)を見た。 ロンドンのライブだけど、多分今回の来日公演とセットリストは似通ってそう。 いやあ、聴けば聴くほどやっぱりフランツ演奏下手ですねえ〜。 もっと上手くなってるかと思ったけど、ベースのボブが以前よりベーシストらしくなってたくらいか。かなり場を踏んでるとは思うんですけどね。 そこが荒削りでいいわ、とも言えるけど20歳そこそこでもっと上手いバンドいくらでもいるのにこの音の輪郭のあやふやさ、ぎくしゃくしたリズム、う〜ん、お見事。 途中でちょっとダレてしまいそうになると、例の「三人太鼓」(キーボードの兄ちゃんやらがスティック持って、ポールのドラムに加勢する)が始まり、ちゃんとお客を飽きさせない演出もあったりして彼らの芸人魂に心打たれる。 アレックスは早口でなまってるもんで何言ってるのかわからない、この人も「かっこいいオレ」を観客の期待を裏切ることなく演出している、ちょっとかっこつけすぎな気もすぎるが、恥ずかしいとまでには進行していない、絶妙なクサさだ。 あのクサさはなんとなく長井秀和を彷彿させる。と勝手に思う。 彼らは自分たちを演出してるのが結構楽しいんだろうな、ファンもそれをよくわかってる。 でも意外と彼らは長続きするかも知れない、10年後もこのままええかっこしいでライブしてるかも。ま、身体の動きは相当緩慢になってるだろうけどね。