LP Standard入手の頃からちょこちょこ検索結果に出てきており気になっていた機種。形だけLPの最廉価版で、すでに手にしていたSpecial(SP)と材・フィニッシュが違うだけに見えるが、なんといってもこの風合いが良い。ポリウレタンフィニッシュのSPから硬質さがなくなった音なのだろうと想像。LP最廉価版で"Vintage Edition"とはなかなか大胆なネーミングでもある。一応ではあるがヘッドのモデル表記も他のSPとは異なりLes Paulとなっている。

購入時点ではタマが非常に少なく、Auc併売もあったがショップにて購入した2016年モデル。届いてみると、イメージよりはかなり暗い色合い。上記写真も補正の結果であって、実物は木目がはっきりしないほど沈んだ風合いである。しかしこのWoneフィニッシュ(ポプラ材らしい)はとにかく手触りが良い。SGにみられるFadedサテンフィニッシュとは違うようで、ほぼオイルフィニッシュのみという感じ。弾くたびにさわさわしたくなる感覚は他に知らない。今後どう枯れていくのか楽しみでもある。

出音は他のSPやStandardと比べるとローパワーに聞こえるが、詰まった音を必要としない場合にちょうどよい。ボディも軽く、さっと手に取って弾くのに最適。たぶんいちばん手にすることが多くなりそう。