F1 日本グランプリ 2024 (鈴鹿サーキット) その1

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例年の秋から春へと開催時期がスライドしたF1日本グランプリ、約1週間前の天気予報で金・土・日が軒並み雨、火曜頃の予報でも日曜の雨が変わらずほぼ諦めていたところ、急にくもり予報となり、その後晴れ予報も出るなどしたあと、結局金曜がくもり後雨、土曜がくもりで、日曜は隣県でも朝から晴れと、予報を大幅に覆す天候となりました。やはり週間予報はあてにならないことを実感。

交通安全週間のため注意深く運転しつつ、おなじみの新名神・東名阪亀山まわりでサーキットを目指しました(同行者1名)。亀山SICから適当に下りてしまったためにR1-R306は通らずナビ任せでしたが、スプーンカーブ周辺駐車場に9:10過ぎに到着。昨年から提供されたこの駐車場は、やや遠めではあるものの十分な余裕があり、なにより直前で駐車場探しにうろうろする必要がなくなる大変ありがたいサービスで、ぜひ継続をお願いしたいものです。

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駐車場周辺でも桜が見られました。

今回よりチケットが電子チケットとなり、ゲートではQRコードのスキャンが行われました。それなりの人数が集まるので、通信逼迫による発行待ちがあるかと思い印刷したものも持参しましたが、なんのことはない、そもそもQRを表示した状態で現地に向かえば現地の通信環境に依存することもなく、問題なくゲートを通過しました。

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今年は、直前に知ったのですがFAN ZONEというアトラクションがスプーン土手に設けられ、人流がどうなるのか(単に混むかどうか)と気を揉んでいたところ、DJブースからの重低音が常に出ている程度で特に問題なし。スプーンエリア懸案のコースモニターも設けられ、フードテントも事前の予想を上回る店舗数が出店するなど、急に賑やかになりました。東コースから来る場合でも西コースシャトルバスをうまく使えば、高コスパのこのエリアの利用価値が上がるというものです。まあ西エリア10年目の当方からすると、人が増えるのは良し悪しなのですがね。

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日陰エリアとしてのテント設置など、やはり要望が多いのでしょう。若干キャパが不足気味ではありました。シミュレータやF1ドライバーとの幻影撮影はいまひとつ意味合いがわからず。ここに必要なのはやはりF1マシン展示でしょう。サポートレースそっちのけで撮影してしまうかも。なにせ場所は十分あります。

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雨予報が完全に覆り晴れたのはよいものの、午前中から太陽光線がかなり熱く、気温は暑くなくてもすぐに体が熱くなります。これは予想外。時期的に防寒を考えないといけないと思っていたのですが、逆に暑さ対策が必要なほどです。今回は対策ができておらず日焼け止め程度で何とかしのぎます。

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逆バンク付近にはそこそこ桜の木があるようですが、西コースはほとんどなし。新緑には早過ぎ、草もまだ枯れ草色で、いつもとはイメージがかなり違います。

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いつもの土手上観戦ポイントは、去年からそうでしたが9:30にはほぼ埋まっています。スプーン1の頂点方向でポイントを探していると、ややスペースが開いたところがあり、そこになんとか割り込み。

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横はチェコ応援のメキシカン御一行が陣取っており、快くスペースを譲ってくれました。ここはフェンスがなくモロにF1マシンの走る空気が感じられるエリア。外国人客はどこを調べてくるんでしょうか、安いからかな。コースがすぐ目の前というほどではないかもしれませんが、手前まで300km/h近いスピードで来るマシンが見られる、確かに世界一コスパの高いエリアかもしれません。

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サポートレースが終わり、ドラパレまでの時間で食事をと考えフードテントへ。これまでとはかなり違って多数の店舗が並びます。

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早く買えて汁物でないとなると焼きそばで、温かく感じた容器を手に観戦ポイントに戻って頬張ると、冷めていました。もう少し保温しておくとか...

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サポートレース以降、どうも今年はアナウンスが少なく変な感じです。進行がよくわからず、フジNEXTを見ながらピット付近の様子を確認すると、今年はドラパレがトレーラーということがわかり拍子抜け。その前に、観客にとっては別にどうでもいいトレーラーが数台通過します。

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どうやら情報によるとホンダ系ドライバーは個別に現れ、残りのドライバーがトレーラー搭乗ということが判明。ただそのトレーラーも、他のGPでは結構手を振る様子などが見られますが、今回は台上でインタビューなどが行われており、スプーンエリア付近では観客を見ているドライバーはあまりいません。準備不足だったのかなんなのか、これにはがっかりしました。

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ホンダ系1号はVERのはずですがタイミングが合わず。

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2号はPER。当然ながら横のメキシカンは声を上げていました。が、あまり気づいていなかった感じ。

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3号はRIC。非常に辛い立場が続く中でのパレードです。

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4号が角田くんで、もちろんひときわ大きな歓声です。今年になって顔が急に引き締まり、リザルトも残るようになってきたので、まあそれなりの自信はあるのでしょう。

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ドラパレ後、急にかしこまった女性ボイスが聞こえてきたので、ははあ、と気をやると、やはり皇族の挨拶。これがまたいつまで続くのかという長さで驚きました。

各合間で何度もやってきたのがF1映画撮影のクルマ。やたらと、写っても肖像権を放棄しろというアナウンスが流れます。そういうことだけはうるさい。

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とにかくドラパレ後のアナウンスが少なく、なんか変だなと思っていたら、スタート直前になってピエール北川氏の声で、「クビ覚悟で調整した」ということでアナウンスが再開。恒例のAre You Readyについてはエリアごとにやっている時間がなく全エリア対象の1回のみでした。どうもこのあたり、アナウンスに音楽が乗って流れたのがどうとか、辛気臭い未確認情報があります。相手がLivertyとはいえ、別に去年も同じだったのだし、急に今年からなんなのでしょう。

クラシックカーによる個別ドラパレも、どうも昨年のLas Vegasで派手にオイル漏れした事件から無くなったとの説がありますが、何年やってると思っているのか。鈴鹿のドラパレでは予備機も用意してあり、不調のクルマは除外しているわけで。邪推で、前回から半年なので集めるのが難しかったのかなと考えていましたが、クラシックカー自体は来ていて場外を走っていたという報告もあり、この半年でLivertyの態度が高慢さを増して、イベントの味を消す方向に向かっているのかとも考えます。モビリティリゾート側の準備不足ということではないと思いたいところ。

そしてレースがスタート、しかし直後にいきなりクラッシュで赤旗となり、予想通りです。なかなか派手にバリアが損傷したようで中断が長引きます。

ALBがRICに寄せられて2台ともコースアウト。Williamsはスペアシャシーがないのに日本で2台とも損傷と散々です。

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しばらくの静寂。カラスとともに再開を待ちます。

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