F1 日本グランプリ 2011 (鈴鹿サーキット)

今年はもともとINDY JAPANが最終年になるということが2月にわかり(地震とは関係なく)、今のところ日本国内では最速のレース(360km/hオーバー)を最後に見に行こうとしていたところ、例の地震でコースが損壊。地震や原発事故はあってもオーバルレースならなんとか行こうと考えていたのですが、もてぎのオーバルコースが損壊してロードコース開催になってしまったので、急遽F1観戦に変更しました。それを決めたのが6月、そこからチケット確保がどの程度できるのかわからなかったのですが、意外と埋まっていなかったのですんなりF1観戦に切り替えられました。

隣県でありながらF1には行ったことがなく、渋滞のひどさなどの話だけは聞くので、それなりの覚悟は必要かなと考えていました。駐車場つきチケットはすでに売り切れ、仕方なく駐車場チケットを別購入したものの、希望の場所はすぐになくなり、「みそのモータープール」に決定。果たしてどうなるか...

意外と滋賀→三重の道は少なく、以前鈴鹿に行った際は国道1号経由でしたが、さしたる人気レースではなかったのに駐車場入場に30分程度はかかった覚えがあり、ややイレギュラーなルートを選択。たまたま国道421号が3月にトンネル開通したこともあり、国道421号→国道306号ルートを採ることにしました。やや西からの遠回りになるものの、メインアクセス道路を通らないことで、サーキットまでは渋滞回避できるだろうと考えました。

8:30にスタートして着いたのが11:00前、途中何度もコンビニで休んだこともあってそれなりに時間がかかっていますが、渋滞はゼロ。駐車場まで全くストップすることなしに来れました。ただ駐車場入場が11:00ということで、かなり端っこの方になりました。

みそのモータープールからサーキット入口までは1kmちょい、大した距離でもなく、駐車場入場で待たされるよりは全然OKです。しかし、あまりの好天でやや暑いのが気になるところです。

席はC2席。2コーナーを回ってきたマシンがフル加速して走る過ぎるところ。ちょっと角度が真横に近く、写真は厳しい(追い切れない)のではないかと思われるところです。トイレはゲートを出てすぐだしそのへんは万全。しかし10月の太陽はC2席を容赦なく照らすので、背中が暑い...このままでは首が焼けるので、濡れタオルと予備のタオルで覆って観戦開始です。

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目玉のアトラクション、中嶋悟によるLotus 101デモラン。デモランというより結構レーシングスピードに近い走行でした。ドライブ前に今宮純氏がインタビューしていましたが、そのスピードを見て「ん?大丈夫かな」と漏らすほどでした。

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各種サポートイベントをはさんで、ドライバーズパレードへ。このときなにやら合唱の話があったのですが、歌自体が合唱する歌ではない上に、いまいちその意味がわからないので、仕掛けとしてはあまり成功とは言えないように思います。ドライバーに声援を送るだけでもいいはず。そういうのはファンに任せた方がいいんじゃないのかな。

セブはまあ普通の感じ。ちょっと暑そう。

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アロンソは特にアクションなし。そんなもんか。暑かったのかな。

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シュー。きちんと声援に応えてました。心得ている感じ。このへんはセバスチャン・ローブにも通じるところで、さすがチャンピオン経験者。

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可夢偉。2コーナーで降りていろいろ煽ってましたな。しかし可夢偉はしゃべると「あぁのぅ」が多いな。

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で、比較的待ち時間も手持ちぶさたということはなく、すぐにレースが始まりました。レコノサンスラップで撮影の練習をしたところ、やはり真横から見ることになり追い切れない。あまり横からカメラを振るわけにもいかず(とはいえかなり隣の人に迷惑をかけてしまったと思います)、これは難しいなと実感。

それとやはり排気音。今年はブロウンディフューザーということもあり、相当バカでかい音と聞いていましたが、身に染みました。以前観たFormula Nipponの時に結構な音量だと思ったのですが、あれはマフラーつき。18,000rpmのF1エンジンは全く容赦がありません。これでは数周持たないということで、即耳栓着用。するとポルシェレース程度の音量になり、快適に観戦できました。

バカでかい音の筆頭、Lotus Renault。あれはドライバーもかなり大変に違いない。

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ブロウンディフューザーの音は、2コーナーからS字1つ目にさしかかるあたりでややアクセルを抜くことでわかりますが、喘息で喉が鳴るようなコロコロしたサウンド。テレビ音声ではあまり拾っていないことがよくわかりました。どちらかというと抜けのいい音ではなく、廃止となる来年以降の方が音がよさそうです。

鈴鹿でもハミルトンとマッサが絡み、デブリ除去のためセーフティーカーが入りました。

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こういう時の方が撮影しやすいな。で、リスタートが見れるのは結構おもしろいもので、セーフティカールールはなかなかよくできていると実感しました。しかも今回の鈴鹿は脱落者が少なく、比較的ばらけずに最後尾まで走り抜けるので、だらだら流れるのではなく、わりとリズムのある観戦になったと思います。

レースの方はあまりこれといった展開がなく、次第に落ちていくベッテルと可夢偉が目立ったくらい。そしてそのままフィニッシュを迎えました。

クールダウンラップの可夢偉。スタートの失敗(本人のミスではなさそう)とタイヤ、セーフティカーのタイミングなど、ことごとくうまく行かなかったようで後半戦の流れがそのまま出たレースでした。

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まあ、レースとしてはそれほどの展開はなく、セブのチャンプ決定と後半戦のマクラーレン(バトン)の速さが印象に残ったというところ。レース後は、鈴鹿名物といわれる整然としたファンの移動で幕を閉じました。西コースウォークに行こうかとちょっとだけ考えたものの、数百メートルの列を見て断念。まあ、F1そのもの(特に音)は堪能できたので、十分満足はできました。

帰りの駐車場で、場所を覚えていなかったのでクルマの発見にえらく時間がかかったのと、今度は渋滞に巻き込まれ、脱出に35分かかってしまたものの、周回道路のコンビニを過ぎたあとは全く渋滞もなく、特に疲れなしで同じルートを通って帰ってきたのでした。

そういえば、食事も同行者からもらったものと事前に買っておいた飲み物で済んでしまい、特に何も食べていないし、グッズも特に欲しいものはないので買わずにいたら、鈴鹿サーキットで一銭も金を使っていないことが判明。これでよかったのかな...

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