F1 日本グランプリ 2012 (鈴鹿サーキット) + 小林可夢偉の表彰台

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さて、F1です。今年はザウバーチームが比較的好調ということもあり、すこし前のベルギーGPで小林可夢偉が予選2位、レイアウトの似ている鈴鹿でもおそらく好成績が出るだろうと予想されていました。

昨年より遅めに出て、ルートは同じR421→R306→県道144号コースで何の渋滞もなく到着。もちろんすでにかなりクルマは埋まっているものの、みその駐車場はゲートにもほど近く、ラックラクでサーキット入りしました。

まずは歴代ホンダGPマシンが展示されているGPスクエアへ。今年はヘアピンI席なのですが、先にヘアピン方向に向かうとものすごく大回りなので、一旦逆バンクゲートから入場、コース下をくぐって向かいました。10:30頃ですがすでにかなりの人出です。

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GPスクエアでマシンを撮影。第3期マシンもよいのですが、やはりこのマシン、MP4/4でしょう。

50周年記念イベントでも走っていたはずでコンディションよし。でもタバコ広告OKだったっけ?日本はいいのか。

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その後物販店などを見てみましたがあまり良いものがなく(ちっとはマシなものを置いてほしいもんだが)、早速ヘアピン席に向かうことにしました。

ヘアピンは小高い丘の上に位置し、まあまあ風が来るのですが、この日は昨年同様かなり太陽が照りつけます。人が入るに従って風が通らなくなり、とにかく暑い。メッシュのスニーカーの中にまで光線が注いで、全身アツアツになりながら決勝を待ちました。

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レジェンドF1マシン走行では、今年は4台のマシンが走行。RA272の音が非常によく、さらにFerrari F2003GAのV10サウンドもそれ以上に素晴らしい音でした。もうちょっと走って欲しかったな。

その後、ドライバーズパレードへ。今年もドライバーの表情は「暑いな...」です。アナウンスでは「さわやかな天気で」等と言いますが、いやいや暑すぎます。前日やや雨が降り(ラバーグリップがなくなるほどではないとのこと)、その後この暑さなので、タイヤが心配になる状況です。

ベッテルは暑そう。

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アロンソも暑そう。

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可夢偉は今年はヘアピン前では降りてくれませんでした。

さて、レコノサンスラップ開始。今年はオフスロットルブローがないので、音がクリアになっているはずだと期待していたら、やはりそのとおりで、スムーズないい音になっています。耳栓なしでもなんとか耐えられるレベル。

アロンソ走行シーン。まさか撮影がこのあとのフォーメーションラップで終わりとは... しかしステップドノーズと言えども美しいマシン。

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さて、レースがスタート。可夢偉が2位浮上でヤンヤの歓声、アロンソOUT、ウェバーのスピンなどオープニングからいろいろありすぎました。ヘアピン席はモニタくらいしか情報がなく、今ひとつ展開が追いづらいです。ESPN F1のライブ実況を見ようとしたら、今年もスタート直後からイーモバイル接続がほとんど不能に。サイトが遅いのか接続が遅いのかイマイチわかりませんが、普段のGPでは実況で遅くなることはないので、接続の影響もあるでしょう。結局GPUpdateに切り替え、展開を追いました。

ベッテル。このマシンも美しく見えます。とにかくこの週末は1台だけ異様に速かった。特徴的だったのがヘアピンでのショートシフト。ほぼ、イン側の縁石の終わりくらいでアップしていて、他のマシンと100mほど違います。ギアレシオが違ったのかもしれません。前日の予選の車載を見ると、シケイン出口の加速が明らかにワンテンポ速く、そりゃ速いはずです。

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ヘルメットがバトンのと見た感じ似ているのが難。2人ともいつものでいいと思うけど...

ペレス。ヘアピンではがんがん突っ込んでました。タイヤスモークも上がる上がる。ハミルトンを一度抜いた後、ピットストップで逆転され、再度抜こうとした時にトラフィックの位置関係から外側に回ることになって止まりきれずスピン。ここでレースを終えました。なかなかマシンから降りず、復帰させてほしかったようです。実際あれは復帰させてもよかったんじゃないかな。

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ヘアピンでスピンというとマイナーフォーミュラのレースのようですが、あとで可夢偉の表彰台をとてもよろこんでくれたようなので、いいヤツです。来年はマクラーレンへ。

ライコネン。今ひとつ目立たず。可夢偉にとっては好都合な動きをしてくれました(アロンソがいたら、バトンとともにじわじわ追い上げて、可夢偉ももっと厳しかったはず)。予選で結果的に邪魔をした埋め合わせか。アロンソとの接触でフロント翼端板が半分に。これは苦しい。

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可夢偉。ラスト10周は本当にハラハラしました。アナログな手法で、iPod touchをストップウォッチにしてバトンとの差を計っていると、1周ごとにコンマ2程度ずつ詰まっていきます。最後はブロックするしかないくらいまで詰まるだろうと思いました。そのころから可夢偉もヘアピンでタイヤスモークをあげ出し、相当厳しかったはずです。ただしAPEXはそれほど奥には来ていませんでしたよ。

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ハミルトン。彼もこの週末は影が薄く、序盤からペレスに突っつかれるなど、今ひとつ精彩を欠いていました。

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まあなんとか可夢偉もしのぎ切り、表彰台へ。ファイナルラップで国際映像がマッサのオンボードを引っ張りすぎたので(あんまり関係ないだろうに)、フィニッシュラインギリギリで絵が飛び込んできて、観客みんなで大喜び。クールダウンラップ後には、コースマーシャルの人たちとバンザイ三唱となりました。

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なるほどねえ。

まあしかしレースを見てこうすっきりしたのもあまりないことです。もちろん3位ではまだ上があります。来年はどうなるか。2014年レギュレーション次第では鈴鹿まで開発を引っ張るのかそうでないのかというチームがかなり分かれてくるはずで、可夢偉自体も来年はまだどうなるのかアナウンスがありませんが、さらに上の結果を見てみたいものです。

で、今年は多少貢献するべと思ってヘアピン近くのボックスで焼きそばお好みセットを購入。10人待ちくらいのところ、突然「こちらでも買えます」と別のカウンターがOKになったのでそこで買うと、なんだ作り置きじゃない。箸は自分で取れ、袋もなしと、やっぱり次は買わねーと決めたのでした。ろくな土産もないし、今年の出費は600円也。

昨年のレポートはこちらより。

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