擦り切れるほど聴く

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depe3.jpg ふと思ったのだが、最近「こりゃ、なかなかいい!」とか思ったアルバムでも、実のところ2,3回しか聴いてなかったりする。 それならまだいい、一回しか聴いてなくて「うーん、いいなあ」とか納得して終わりとかもある、つまらないと思ったわけでもないのに、そのリピート率の低さに愕然とする。 ただ、年取ってじっくり音楽を聴くヒマがなくなったのか、それとも情報が多すぎて次から次へと新しいバンドが出てきて、あれやこれや浮気をしてるうちに時間が経つのかはよくわからないけれども。 そんなわけで、ここで私がこれまでに聴いたアルバムの中でそれこそ擦り切れるほど(アナログじゃなくてもそういう形容がしたい)聴いたアルバムベスト5なぞを上げてみたいと思います。 順不同。 My Bloody Valentine "Isn't Anything" 私にとってのマイブラは"Isn't Anything"以外にあらず。多分、今までの人生で一番リピート率が高いかもしれない、当時、ウォークマンに入れていたテープの方まで音がおかしくなったくらいだったから。 Echo&The Bunnymen "Crocodiles" アルバムとして好きなのは"Heaven Up Here"なんだけど、聴いた回数はこちらの方が上。どんなに好きなアルバムでもその時の気分で今日は合わないな〜、と思うことがあるのに"Crocodiles"だけはどんな精神状態であっても有無を言わせずぐいぐいと引き込まれてゆく、この頃の彼らはまさに神懸かり的。
The Cure "Faith" これはちょっと難しくて"Seventeen Seconds"と甲乙付けがたい。でも、一曲目の"The Holy Hour"が始まる時のあの不穏なベースの響きが印象的なのでこちらに。私などはご多分に漏れず"Love Cat's"で彼らのファンになった世代だけど、それ以前のモノクロームで奥深い音世界の方が結果的には肌に合った。 Depeche Mode "Construction Time Again" このアルバムでファンになったからということもあるけれど、個人的にこのアルバムが一番私の思うDepecheらしい。特に"The Landscape Is Changing"は彼らの数ある曲の中で1,2を争うほど好きといってもいい曲、それがMartinじゃなくAlanの手によるものだったというのも印象深い。 Mansun "Attack Of The Grey Lantern" 結局、私はダークで憂鬱な曲が好きなのだなと、このアルバムを朝から夜まで繰り返して聴いていた時に改めて認識したのだった。一応、初登場全英1位。久しぶりに私の好きな雰囲気を持ったバンドが出てきた!と10歳くらい若返った気分だった。 しかし、Mansunからでもですでに9年もの年月が経ってるとは! おおこわ〜。

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